旅する写真詩人  ジョー スズキ個展  「Thursday’s Child」— 木曜生まれは、カメラを持って旅に出る 

旅する写真詩人 

ジョー スズキ個展  

Thursdays Child」 — 木曜生まれは、カメラを持って旅に出る 

 202511.18(火)~11.24(月)   

1300-1900  

於: ギャラリー「晴れ」  東京都港区南青山3-8-5 302 

 

 

昔の人はこう言った 

月曜生まれはハンサムで 

火曜日生まれは品が良く 

水曜の子供は泣き虫で 

木曜生まれは旅に出る  

そして僕は木曜日に生まれた 

 カメラを持って旅に出る       (展覧会ステートメント) 

 

 ジョー スズキは、圧倒的な美意識に裏打ちされた目利きとして、自身の価値観を大切にしながら新しい挑戦を続けてきた感性の冒険者です。また、多くのクリエイターやアーティスト、観客までも巻き込んでいくコミュニケーションの達人でもあります。 

 最も知られているのは、文筆家としての活動でしょう。見たことのないような個性的な家が数多く登場する雑誌のお宅訪問の連載は、1本の記事がウェブで100PVを叩き出すほど。豊かで個性的なライフスタイルを求める人々が注目する、人気企画になっています。また、倉俣史朗の家具を復刻するなど、新旧の美しく価値あるものに光をあてたデザインギャラリーの活動は、各方面に大きな影響を与えています。 

 そんなジョー スズキは、魅力的な写真を撮ることでも知られてきました。常にカメラを持ち歩き、心に響く瞬間にシャッターを切ってきたスズキ。「Thursdays Child」は、そんな彼が長年撮りためてきた写真をまとめて披露する、画廊で行われる初めての個展です。展覧会タイトルは、『マザーグース』の「木曜日に生まれた子供は旅に出る」という一節から着想を得たもの。木曜生まれのスズキによる旅の写真の展覧会です。 

 絵画的、カワイイ、美しいと言われることの多い、ジョー スズキの写真作品たち。今回の展覧会は、アメリカ、フィンランド、デンマーク、フランス、イタリア、ネパール、日本の旅の写真を展示した、彼ならではの世界観が堪能できる楽しいものです。ジョー スズキの写真展で詩的な旅をしてみませんか。 

 

 

個展に合わせて、写真集「Thursday’s child」を発売。 

177×123mm 96頁 ハードカバー布貼仕上(Red / Green 

300冊限定 制作・印刷 アサヒ精版株式会社 定価8800円(税込み) 

サイズは文庫本より少し大きい小ぶりなもの。カバーに絶版となった布を用いた、オートクチュール感溢れるお洒落な一冊です。 

 

 

略歴:横浜生まれ。9歳の頃より、祖父からプレゼントされたカメラで写真を撮り始める。10代のブラジル・サンパウロ、金融機関勤務時代の、NY、ボストン、パリ、ロンドンなど、海外生活は合計10年ほど。東京オペラシティ アートギャラリーの立ち上げにも関わる。2000年よりフリーランスとして活動を開始。海外の旅は殆どが取材で、文章・写真を手掛ける。